ハタリ!
こんにちはakioです。
「ハタリ!」とはスワヒリ語で「危ない」と言う意味らしいです。
ハワード・ホークスが監督したアフリカの草原で動物園のための動物を捕獲する仕事の話。ジョン•ウェィンをリーダーに多国籍捕獲のプロ集団のアクション映画です。
今では考えられませんが本物の野生の動物達で捕獲シーンを撮っていると思います。
迫力はありますが、今では動物保護の観点から、この様な事はできないでしょう。サイなど絶滅危惧種ですよね。1962年、今から60年前の映画です。私が観たのが、上映から10数年後でしたが、その頃も未だ動物保護などが叫ばれている時代では無かったので、特に何も考えずに観ていました。
考えてみればこの頃の年代の映画は今観ると差別や偏見等コンプライアンス的に問題がある映画だらけです。50年も経つと価値観が少しずつ変わって行きます。
この映画の出演者ではジョン・ウェイン以外だとハーディ・クリューガーが好きです。ドイツ軍人役が多かったイメージですが私の観た映画だと「サンタ・ビットリアの秘宝」、「ネレトバの戦い」、「遠すぎた橋」くらいですかね?
それ以外にも「飛べ!フェニックス」や「ワイルド・ギース」「太陽にかける橋」など何本か観ています。
「ハタリ!」はパンフレットを持っていたのでどこかの映画館で観たはずなのですが、思い出せません。
後、この映画で印象的だったのは音楽です。担当はあのヘンリー・マンシーニです。と言っても皆さん知りませんかねぇ。お時間があったら調べてみて下さい。名曲だらけです。
この映画でも「子象の行進」と言う曲が有名です。コマーシャルなどにも使われていますので聴けばわかると思います。又日本語のカバー曲がNHKのみんなの歌で流れたりしてましたね。
それと同じハワード・ホークス監督ジョン•ウェィン主演の映画「エル・ドラド」で少し。この映画に出演していた俳優でクリストファー・ジョージが好きでした。又旅物みたいな渡世の義理的な敵役が良かったです。それ以降ジョン•ウェィンの主演映画に何本か出演しています。
でも1番は「ラット・パトロール」のリーダーの軍曹ですね。再放送だと思いますが良くテレビで観ました。
今回はこの辺で終了します。又次回よろしくお願いします。
リオ•ブラボー
こんにちはakioです。
前回投稿した「ラスト・シューティスト」の冒頭の回想シーンで流れた映像の中に出ていた「リオ・ブラボー」「エル・ドラド」それにもう一作「リオ・ロボ」を入れて、テキサス3部作と呼ばれていた様ないない様な?忘れました。
監督はハワード・ホークスです。面白い映画を沢山撮っていますね。コメディやミュージカル、西部劇、ハードボイルドとジャンルは何でもあり。特に私はジョン•ウェィンと組んだ作品を全部観ていて好きです。「赤い河」、「リオ・ブラボー」「ハタリ!」、「エル・ドラド」、「リオ・ロボ」この5作品かなぁ?「ハタリ!」だけは現代劇で残りは全て西部劇です。
この作品達のジョン•ウェィンは逆境にも負けない力強い主人公で彼を助ける仲間たちのリーダー的存在で共通しています。「赤い河」の主人公は少し複雑だけど強い男である事には変わりがありません。そこがジョン•フォード監督の作品のジョン•ウェィンと少し違うところですね。
中でも「リオ・ブラボー」が一番好きです。内容は主人公の保安官が殺人犯を捕まえるが、それは地元の有力者の弟で町から移送できない様に手下を使って町を封鎖したため、連邦保安官が来るまで一味と対決するお話しの痛快西部劇です。
保安官の数少ない仲間はアル中とお爺ちゃんと女賭博師と早撃ちの若者だけかな?
本当は町の住民も味方に名乗り出たのだけれど素人は危険だと断るんだよね。これは真昼の決闘のアンチテーゼらしい。保安官は市民に協力を求めたりしないし、市民も保安官からの協力要請を拒否したりしないし自ら協力しようとする、それがアメリカだと言う事らしい。
私は「真昼の決闘」も大好きです。
そして音楽も良いです。音楽担当はディミトリ・ティオムキンで沢山の名作の音楽を担当しています。アカデミー賞もいっぱい獲っていますしヒット曲も沢山です。
劇中でディーン・マーチンとリッキー・ネルソンが歌う「ライフルと愛馬」は最高です。当然ですが2人とも歌手です。
後「皆殺しの歌」これは「アラモ」でも使われていました。それと「ライフルと愛馬」は「赤い河」で使われていました。
「リオ・ブラボー」はテレビでも何回も放送されていたし私のビデオコレクションにもあったので、良く観ました。劇場では1回は観た記憶があるのですが何処だったかは、全く思い出せません。又ビデオテープとディーン・マーチンのベスト盤CDは家のどこかにあるはずですが今のところ行方不明です。
他にも「エル・ドラド」や「ハタリ!」の話もあるのですが、又、次回投稿します。
ラストシューティスト
こんにちはakioです。
「ラスト•シューティスト」はジョン•ウェィン最後の西部劇であり最後の出演作でもあります。
映画のパンフレットです。
この映画はロードショー映画館で観ました。たしか、ジョン・ウェィンが亡くなってから上映されたと思います。映画ができてから2〜3年は経っていましたがアメリカで興行が失敗して日本では上映予定は無かったらしいです。確かに西部劇は廃れて人気は無くなっていましたし、映画の内容も大ヒットする様な内容ではなかったです。
平日の学校が終わってから渋谷まで行ったと思います。普段は1人で映画に行く事が多かったのですが、その日は同級生と2人で行った記憶があります。映画館が何処だったかハッキリしないのですが渋谷109の道を挟んだ向かいあたりにあった映画館だったと思います。109はもう有ったかなぁ?
驚いた事に映画館の中でも同級生2人に偶然会いました。平日ということもあり空いていたと思います。
内容は西部開拓時代も終焉を迎えようとしている20世紀の幕開け。伝説の老ガンマンが腰の痛みを見てもらうため古い友人の医者に会いに来る。そして彼は末期癌で余命宣告を受けてしまう。その最後の7日間の物語。
余生を静かに暮らすために未亡人の経営する下宿屋に滞在するが、彼がいる事が知れ渡ってしまい。命を狙われる。やがて自分の死期を悟った彼は自分と同じ様な古い西部の人間達に自ら戦いを挑み酒場で決闘になる。
この映画は主人公とジョン•ウェィンの生涯をだぶらせていて映画の冒頭には主人公の半生の映像でジョン•ウェィンの映画のシーンが使われています。たしか「ホンドー」「リオ・ブラボー」後何作か。「エル・ドラド」もかなぁ?
そして余命宣告をする医者の役はジェームズ•スチュアート、前回前々回の投稿に登場しました。リバティ•バランス以来の共演か。下宿屋の未亡人役はローレン•バコール。あのハンフリー•ボガードとの名コンビでハードボイルド映画に出演していました。
後ローレン•バコールの息子役でロン•ハワード。この人は映画監督として有名だと思います。確かアカデミー監督賞取っているはずです。有名な作品だと「ダ•ヴィンチ•コード」
それ以外にもリチャード•ブーンやジョン•キャラダインといった。いつものメンツも出演しています。
主人公ブックスとジョン•ウェィンの生涯が本当にダブっている感じになっていて、その死と共に本当に西部劇の終焉を感じた映画でした。
それでは今回はこの辺で、ありがとうございました。
リバティ・バランスを射った男
こんにちはakioです。
前回お話ししたジェームズ・スチュアート。この年代の他の俳優さんと同様に西部劇沢山出演しています。
結構な数を観たはずですが覚えているのは「ウィンチェスター銃`73」と「馬上の2人」「シャイアン」「リバティ・バランスを射った男」最後が「ラスト・シューティスト」かなぁ?
後期のジョン・フォード監督の映画にも良く出演していましたね。いちばん記憶に残っているのは「リバティ・バランスを射った男」です。
ジョン・フォード監督とジョン・ウェィンが組んだ最後の西部劇でジェームズ・スチュアートの役は新米弁護士でキャプラ監督の主人公の様に法による秩序を信じて疑わぬ青年で開業するため東部から西部に向かう人物。しかし西部は、まだ力が正義の世界で、来る途中で無法者リバティ・バランス一味の駅馬車強盗に遭って身ぐるみ剥がされた上、鞭で叩かれて瀕死の重傷。たまたま通りかかった牧場主のジョン•ウェィンに救われて彼女の働く食堂で手当てを受け、何とか助かった。後は興味があれば皆さん調べて観て下さい。
とにかくジョン•ウェィンがカッコいいです。そして可哀想でそんな役回りです。良いところは全部持って行かれてしまい。最後は寂れた町で寂しく死んでいく。これが昔からの西部劇ヒーローの終焉の様にみえます。
記憶に残っているシーンは食堂でジョン・ウェィンとリー・マーヴィンが対立するシーン。因みにリー・マーヴィンがリバティ・バランス役です。
後、ヴェラ・マイルズの心が自分からジェームズ・スチュアートに移っていった事を察して、もう直ぐ完成する予定の彼女の好きなサボテンの花て溢れた2人の新居に火をかけるシーン。
確か前回の投稿の「めまい」は最初ヴェラ・マイルズが相手役の予定だったらしいです。キム・ノヴァクとはだいぶタイプが違いますね。
他にもリバティの声を聞いただけで一目散に逃げて行く腰抜けの保安官が名前は忘れてしまったけど「駅馬車」の御者だったり、リバティ一味にのちにマカロニウェスタンで活躍するリー・ヴァン・クリーフがいたりと思い出します。
ジェームズ・スチュアートはいつも食堂で働く用のエプロン姿で、とても西部劇のヒーローとは言えない出立ちで、銃もからっきしでリバティ・バランスとの決闘の時もエプロン姿じゃあなかったかなぁ?
後「ラストシューティスト」は渋谷の映画館で観ました。この話は又次回投稿します。
西部劇などはしっかり観たのは20〜30年前なので細かい内容は間違っているかも知れませんがご容赦下さい。
なんかブログを始めて昔観た映画の話をしだしたら、もう一度観てみたくなりました。
その時は詳しい内容やあらすじをちゃんと投稿したいです。
それではありがとうございました。
アメリカの良心
こんにちはakioです。
前回の投稿でお話ししたジェームズ・スチュアートが出演した映画良く観ました。誠実で善良な役柄が多く[アメリカの良心]と呼ばれた俳優さんです。
キャプラ監督の作品以外にも良い映画沢山あります。先ず「グレン・ミラー物語」ジューン・アリスンとの夫婦役はハマリ役です。
当然ですが流れる曲も良くて、特に最後のグレン・ミラーがドーバー海峡で行方不明になったとの連絡があり茫然としている家族の元にラジオから流れる「茶色の小瓶」。印象に残っています。
確か奥さんジューン・アリスンとの結婚の思い出の曲で、それをパリのクリスマスコンサートでジャズにアレンジした新曲をプレゼントとして用意していたんだよね。この話は第二次世界大戦中の話でグレン・ミラーは軍に志願して楽団を率いてヨーロッパ各地を慰問してたと思います。
映画を観て影響されて色々なジャンルの曲が好きになってしまうんだよねぇ。思わずサントラ盤買ってしまいました。
探したら家にまだありました。プレーヤーが無いので聴けないのが残念です。
他にもサントラ盤はあったので今度機会があったら紹介します。
因みに「茶色の小瓶」はビールのCMにも使われていて、誰でも知ってるメロディーです。
ジューン・アリスンとはほかにも何本か夫婦役で共演しています。特に「甦る熱球」は好きです。
それから、なんといってもサスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の作品にも何本も出演しています。「裏窓」、「知りすぎた男」、「めまい」私はこの3本は観たかなぁ?特にグレース・ケリーが好きだった私は「裏窓」良かったですね。主人公はカメラマンでレースの事故に巻き込まれて骨折して車椅子生活になってしまう。暇な彼はアパートの窓からカメラの望遠レンズでご近所さんをのぞいて人間観察していたのですが、ある日を境に住人のひとりが姿を消す。こんな感じの話だったと思います。
後「知りすぎた男」は国際的な陰謀に巻き込まれた夫婦が誘拐された息子を助け陰謀を阻止する為に奮闘する話しで作中でドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」はあまりにも有名ですよね。私ドリス・デイのベスト盤のレコードも持ってます。
懐かしいです。
「めまい」は先の2本に比べるとスリラーというかサスペンス要素が強くてシリアスな内容です。キム・ノバァクが2役やってて2人とも死んでしまったと思います。この映画は今は評価が高いですね。
それから、この年代の俳優さんなら誰でも出ている西部劇にも沢山出演していますし、ジョン・フォード監督の作品にも出演しています。その中でも「リバティ・バランスを射った男」はかなり好きです。この話は長くなりそうなので次回に投稿します。
それでは次回。
我が家の楽園
こんにちはakioです。
暖かい涙を流せる映画って今もあるのだろうか?
映画を観なくなってからだいぶ経つ。人間讃歌、楽天主義みたいな映画はもう作られないのだろう。
確かに単純に人は美しいなんて思える世の中では無いし現実は厳しい。現在では通用もしない話しなのだろう。
でも、だからこそ今フランク・キャプラ監督の一連のヒューマニズムの映画達。観てみたい気がする。
初めて観たフランク・キャプラ監督の映画はNHKでやってた年末名画劇場の「我が家の楽園」だった。
事前情報は全く無く何気なく観ていたのだが、すぐに引き込まれた。コメディタッチで暖かくそして涙ポロリ。最後はハッピーエンドがピッタリの映画。
主役は一家の主人のお爺ちゃんライオネル・バリモアだと思う。孫が濁声ジーン・アーサー、恋人がジェームズ・スチュアートだったはず。
ジェームズ・スチュアートは大好きな俳優さんの1人で結構色々な映画を観てきました。フランク・キャプラ監督の映画では「スミス都へ行く」の田舎町の純朴なボーイスカウトの隊長の青年や「素晴らしき哉、人生」の人が良い理想主義者の不動産屋さんだっけ?銀行だったけ?
忘れてしまったけど。いつも人のために自分の夢を後回しににする人。
そういえば、この映画ではあの「我が家の楽園」で[お金なんていくら稼いでも天国までは持って行けはしないさ]と言っていた一家の主人ライオネル・バリモアお爺ちゃんが金儲けしか考えないお金持ちの役で驚きました。後「駅馬車」のドクターブーンことトーマス・ミッチェルやフォード一家のワード・ボンドも出演していて嬉しかった記憶があります。
因みにこの映画はアメリカの映画協会が選ぶ
「感動の映画ベスト100」の1位をはじめ、色々なランキングにランクインする映画でクリスマス時期には毎年テレビで放映されてるらしいです。
一度は観ても損は無いかも?
それ以外にも「或る夜の出来事」.「オペラハット」「群衆」などなど観ました。どれもハリウッド黄金期の大スターが出演しています。クラーク・ゲーブル、ゲイリー・クーパー皆んな好きなので機会があったら思い出話し投稿します。
今回はこの辺で終わりにします。
遠い記憶 怒りの葡萄
こんにちはakioです。
少し前にインスタでフォローしている方が『怒りの葡萄』を読んだという記事を投稿をしていました。
私もだいぶ昔に読んだ事があります。ジョン・フォード監督の映画『怒りの葡萄』の原作を知りたかったからです。どちらも内容はだいぶ忘れています。
昔ジョン・フォード監督の映画が好きでした。
きっかけはテレビで観た『駅馬車』だったと思います。その後『荒野の決闘』や騎兵隊3部作など西部劇を中心に良く観ました。
そんな中、京橋のフィルムセンターであの「怒りの葡萄」が上映される事を知った私は早速観に行きました。フィルムセンターは今では国立映画アーカイブと言う名前らしく、建物も新しくなったみたいです。
映画の内容など殆ど知らず。アカデミー監督賞取ってるし、「荒野の決闘」や「アパッチ砦」のヘンリー・フォンダが主演だし、「駅馬車」の賭博師ジョン・キャラダインも出てるし、面白く無いわけがないと思って、勇んで行きましたが、なかなか内容が重くて、そして難しかったです。
1930年代アメリカは大恐慌に干ばつ、農業は壊滅的打撃受けて失業者だらけ。主人公一家はオクラホマから安住の地カリフォルニアに向かいます。厳しい道中亡くなる人や逃げ出す人が出ながら何とか到着しましたが、そこは同じ様な難民で溢れかえっていました。と、こんな内容です。
映画を観た後ジョン・スタインベックの原作を買って読んでみました。結構厚い本だった気がします。
その後、もう一度映画を観たおぼえがあります。
たしか飯田橋の方の図書館の上映会だったと思います。夕方6時頃から上映だったかなぁ?学校が終わった後ダッシュで行きました。普段は皆んなが読書をしている机を片付けて椅子を並べて即席の映画館ができていました。しかも2部構成で最初は映画評論家の方の映画の解説や裏話を30分位話して、その後に上映が始まりました。100席位が満席だった記憶があります。これで無料なのでお得でした。
今回もほぼ記憶だけを頼りにに書いてみました。間違いや記憶違いありそうですがご勘弁を。
投稿後に自分の記憶力の確認作業をするのが楽しみでもあります。国立映画アーカイブの事は前回投稿後、調べて、まだ存在する事を知りました。
では、又次回よろしくお願いします。